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悪口を言わない

ぼくが鬱治療してたとき、病院で性格に関する検査をしてもらったことがある。十数個の項目があるんだけど、「未発達の自己」「厳密な基準」「否定」「承認欲求」に次いで「感情抑制」が高かった。

❝感情抑制:あたかも感情などないかのように、淡々と振る舞います。それがとても「理性的」に見える場合もあるでしょう。自分の感情をコントロールし、自信に満ちているように見える人もいます。❞

「ちかひら君って怒ったことある?」と聞かれたことが何度かある。言われてみると、怒りの感情をあんまり出すことってないなーとその都度思う。怒りの感情自体はこころのなかで感じているはずなんだけど…。



所属している組織(職場や遊び仲間など)で、他人についての悪口を聞く機会がけっこうあったし今もある。その人がその場にいない時に言うこともあるし、面と向かって言うこともある。ぼくは(自分に対してではない)悪口を聞くのがすごく苦手で、その場にいるのが嫌になってしまう、けど、悪口を言われている当の本人を見ると、案外ケロッとしていることも多い。

なぜ苦手かというと、おそらく「次は自分に矛先が向くだろう」という連想が自動的に頭をよぎるから。そして、もっと掘り下げると過去の軽いいじめられ経験やキモがられ経験に結びついてるんだろうけど、まあそこは今回は置いとこう。

悪口が苦手なぼくは、基本的には人の悪口は言わないし、言動や考えを否定するような合いの手は入れないようにはしてる。単に受け止めるだけというか、「そうなんですね」「楽しんでますね」を色んなパターンで返す感じ。その結果、わりと誰とも仲良く(逆に言うと親密にもならず)中庸な関係を築けていると思う。

(「基本的に」と上で言ってるのは、自分が悪口だと認識している(=自分が苦手な)表現以外での悪口は気づかない所で言ってるんだろうな、と思うから。)



悪口ばかり言う人をよく観察してみると、いつも不機嫌な表情をしているし、あんまり楽しそうじゃない。そして周りの人もビクビクしながら(距離をおきながら)付き合っているし、下手なことを言うと悪口のネタにされるから、あんまり情報をその人に出したがらない。結果として孤立しているような雰囲気になっている。そして無意味な対立や派閥もできてしまう。

そういうのを見てると、余計に悪口は言わない方がいいに決まってると思う。



自分の父親が悪口を言っているのを見たことがない。だからだろうか、「真の」大人は悪口なんて言わないという無意識のイメージがある。それはそのまま、悪口を言う大人を見下す態度へとつながっているように思う…そしてぼくは実際、心の中で馬鹿にしてる。(言わないけど)。

はじめに書いた「感情抑制」に関する説明には続きがあって…
❝感情をあらわにする人、人前で怒ったり泣いたりする人をひどく馬鹿にします。しかし本当はそれがうらやましいのです。❞

たしかに、うらやましいという気持ちがあるかもしれない。上述の、悪口を言う人についての観察も、うらやましさの裏返しの思考と言える。
でも、感情抑制といっても、プラスの感情は抑制していないはず。楽しいことがあったときは思い切り笑うし、登山に行くと満面の笑顔になる。



話があっちこっち行ってるけど、「他人への悪口って自分が思ってるよりみんな言っている」という事実を受け入れたくない、というのが一番の自分の引っかかりポイントなんじゃないかなと思っている。やわな考えというか、理想主義者というか、そんな平和な世界はないだろうとは思うけど。

他人を変えることは出来ない。だから、自分を変えるしかない。
「他人の悪口を言うようにする」なんてことは勿論しないけど(笑)、自分は自分で理想を貫きつつ、他人が他人の悪口を言うのをスルーするスキルをつける、或いは耐性をつけることが出来たらもう少し楽にいられるはず。

ベストではないけどベターを目指してみようか。


【追記】
読み返してみると、この文章自体に怒りの感情がにじみ出てますね…特に中盤。
いわゆる感情的にはならないけど、淡々と理論立てて(いるような体で)怒るタイプに人間なんだろうか(笑)


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